オダギリジョーさんは個性派俳優として知られ、映画やドラマで数々の印象的な役柄を演じてきました。独特な存在感で多くのファンを魅了していますが、そんな彼の年収はいったいどれほどなのでしょうか。実は「それほど稼いでいない」という噂もあるものの、全盛期には年収が億を超えていたとも言われます。本記事ではオダギリジョーさんの収入源と推定額を、2000年代〜2010年代前半の全盛期と2020年以降の現在で比較しながら詳しく解説し、代表作や受賞歴、海外映画祭での評価、CMギャラの噂など印象的なエピソードも交えて迫ります。
全盛期のオダギリジョー:年収は億超えの伝説
2000年代半ばから後半にかけて、オダギリジョーさんは映画やドラマに引っ張りだこの売れっ子俳優となり、その年収は1億円を優に超えていたと言われます。当時はヒット作が相次ぎ、大手企業のCMにも次々と起用されたことで収入が跳ね上がりました。特に2007年前後は映画『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』など話題作が重なり、CMでもキヤノンのカメラやクレジットカード会社など大型契約が実現。推定では、この頃の年収が最高で約1億8,000万円に達したとも言われ、まさに全盛期の“稼ぎ頭”だったのです。
映画・ドラマ出演で築いた黄金期
映画やテレビドラマでの出演料は、オダギリジョーさんの収入の中核です。主演映画なら1本数千万円、話題作に連続出演すれば俳優業だけで年に1億円前後の収入も可能です。2007年の映画『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』では演技が高く評価され、日本アカデミー賞 優秀主演男優賞を受賞しました。テレビドラマでも深夜ドラマ『時効警察』シリーズで主演を務めるなど活躍しています。
CM出演:一本で数千万円!?高額ギャラの真相
俳優にとってCM出演は高収入の大きな柱です。オダギリジョーさんのCMギャラは1本あたり約2000万円とも噂され、全盛期には複数のCM契約によって年間で1億円以上を稼いだとも言われます。事実、2007年前後にはCM収入だけで年間約1億2,000万円に達した計算です。近年でも男性向け化粧品ブランド「LÚCIDO(ルシード)」やリクルートの決済サービス「Airペイ」など複数のCM契約が継続しており、CM収入も健在です。
舞台出演の収入は?
オダギリジョーさんは映像以外に舞台出演にも挑戦しています。1999年に舞台で俳優デビューしましたが、その後は映像作品が中心となり舞台の機会は少なく、収入源としては限定的です。
映画監督としての挑戦と海外映画祭での評価
俳優業に加え、オダギリジョーさんは監督・脚本など映像制作の分野にも挑戦しています。2019年には初の長編監督作品『ある船頭の話』を発表し、海外のアンタルヤ国際映画祭やケララ国際映画祭でグランプリに輝くなど高い評価を受けました。さらに、自身が企画・演出・出演を兼ねたNHKドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!) このヤロウ』も2022年に東京ドラマアウォード単発ドラマ部門グランプリを獲得し、制作者としての才能を証明しています。監督業は必ずしも俳優ほど稼げる分野ではありませんが、作品が評価されれば自身のステータス向上や新たな収入機会にもつながるでしょう。
近年(2020年以降)の活躍と現在の年収
2010年代後半には大作出演が減り「オダギリジョーは以前ほど稼いでいない」との噂もありましたが、2020年代に入り再び存在感を示しています。2021年のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』ではトランペット奏者役で出演し、東京ドラマアウォードの助演男優賞を受賞。自ら原案・演出した『オリバーな犬』シリーズも好評で、2024年には主演映画『夏の砂の上』の公開が控えています。これらの活躍と継続中のCM契約により、近年の年収は再び1億円前後と推定され、実績と知名度のおかげで大きなヒットがない年でも安定した収入を維持できているようです。
代表作・受賞歴が支えるブランド力
オダギリジョーさんのキャリアを振り返ると、数多くの代表作と輝かしい受賞歴が彼のブランド力を支えています。2000年の『仮面ライダークウガ』主演で一躍名前が知られると、その後も『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』などの映画で存在感を発揮し、同作で日本アカデミー賞 優秀主演男優賞を受賞しました。テレビドラマでも『時効警察』シリーズのシュールな演技が話題となり、近年はNHK朝ドラへの出演でも確かな存在感を示しています。こうした代表作や受賞歴によって築かれた信頼感が現在もCMや映画のオファーを呼び込み、オダギリさんの名前自体が一つのブランドとなってギャラ交渉にも有利に働いています。
おわりに:オダギリジョーが貫く独自路線
世間の派手なバラエティ出演や大量の連ドラ主演とは一線を画し、オダギリジョーさんはあくまで自分の世界観を大切にした独自路線を貫いています。それでも映画賞の受賞や海外での評価により俳優としての格が高まり、安定した収入と高い年収水準を維持できている点は特筆すべきでしょう。今後も唯一無二の存在感を放ち続けるはずで、その活躍から目が離せません。



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