お笑いタレント明石家さんまさんと女優大竹しのぶさんの娘として知られるIMALUさん。その家族背景や現在の暮らしには、彼女ならではのエピソードや選択が光ります。両親から受けた影響や葛藤、そして彼女が選んだ生き方について、エピソードを交えながら紐解いてみましょう。
IMALUのプロフィールと家族構成
IMALUさんは1989年生まれで、本名は大竹いまるさんです。父は国民的お笑い芸人の明石家さんまさん、母は名女優の大竹しのぶさんという芸能界屈指の有名人夫妻の間に長女として誕生しました。兄(異父兄)に大竹二千翔(にちか)さんがいます。両親はIMALUさんが幼い2歳の頃に離婚しましたが、離婚後も家族としての交流は続き、IMALUさんは母に育てられつつも父とも定期的に会う環境で成長しました。
なお、「いまる」という名前の由来は、父・さんまさんの座右の銘「生きてるだけで丸儲け」のフレーズから頭文字を取ったものとされています。また母・しのぶさんは「今を生きる」という思いを込めて名付けたとも語っており、両親の想いが込められた特別な名前です。
幼少期を彩ったさんまパパとの思い出
幼少期のIMALUさんは、離れて暮らす父・さんまさんとも楽しい時間を過ごしています。さんまさんが彼女のために人気アニメ「アンパンマン」の悪役・ばいきんまんのものまねをして見せ、IMALUさんが大喜びしたエピソードは微笑ましい家族の思い出です。また、幼稚園の運動会では、さんまさんが父兄参加のリレー競走で突然逆走して笑いを取り、幼いIMALUさんは恥ずかしさのあまり「もう来ないで!」と泣いてしまったというエピソードもあります。ユーモアあふれる父との関わりは、IMALUさんの幼少期にたくさんの笑いをもたらしました。
有名人の娘ゆえの葛藤
一方で、両親があまりにも有名であるがゆえに、IMALUさんは幼い頃から特別な環境に置かれていました。小学生の頃には他クラスの子から「友達になってほしい」と言われたり、芸能人の娘だからと興味本位で接されたりすることもあったといいます。IMALUさん本人は「友達は自然にできるもの」と考えていたため、そのような打算的な接し方をされると悲しい気持ちになったそうです。また、芸能界デビュー後も“二世タレント”という目で見られ、自分自身の実力以上に親の存在がクローズアップされるプレッシャーを感じる場面もありました。それでも彼女はその葛藤を糧に、自分らしさを模索していくことになります。
母譲り!?天然キャラなエピソード
IMALUさんは母・しのぶさん譲りの天然な一面も持ち合わせています。あるテレビ番組で、自身に関するクイズを出題された際に、うっかり正解につながるヒントを喋ってしまったことがありました。慌てて「大女優の娘ですから、そんな失敗はしませんよ」と取り繕ったものの、結局出演者全員に正解されてしまい、「スタッフの皆さん、ごめんなさい…」と平謝りしたそうです。このエピソードからも、飾らない人柄と愛嬌たっぷりのキャラクターが伺えます。
エンタメの道へ—自ら選んだ芸能界デビュー
音楽やファッションが好きだったIMALUさんは、自身の意志でエンターテインメントの世界に飛び込みました。2009年、ファッション誌のモデルとして芸能界デビューを果たし、その後はタレントや歌手、DJなど幅広い活動を展開します。デビュー当初は有名な両親の存在が注目され、「七光り」と揶揄されることもありましたが、IMALUさん本人は「デビュー前は両親が有名でもプレッシャーは感じなかった。でも実際に活動を始めてから、その偉大さを肌で感じた」と振り返っています。それでも、自分の好きな音楽や表現の道で努力を重ね、着実にキャリアを築いてきました。
奄美大島への移住と現在の暮らし
そんなIMALUさんは近年、大きな生活の転機を迎えました。東京を離れ、自然豊かな鹿児島県・奄美大島で暮らし始めたのです。都会の喧騒を離れた島での生活は、IMALUさんにとって心地よい自由を感じられるものだといいます。テレビ番組で奄美大島の魅力や島暮らしについて語る姿からは、ゆったりとした環境でのびのびと過ごしている様子が伺えます。芸能活動の拠点を東京に置きつつも、奄美と行き来する二拠点生活を送ることで、自分らしいライフスタイルを実現しています。
結婚観と事実婚パートナーとの生活
現在、IMALUさんには事実婚に近い形でお付き合いしているパートナーの男性がいます。奄美大島でそのパートナーと同棲しており、法律上の結婚にはこだわっていないそうです。自分の姓に執着はなく相手の姓になっても構わないとしながらも、改姓に伴う手続きの煩雑さなどから「今は無理に法律婚をしなくても良いかな」というのが彼女の率直な思いです。また、選択的夫婦別姓制度が導入されれば結婚のハードルが下がるとも考えており、新しい家族の形にも理解を示しています。
有名人夫婦の娘という肩書きを超え、一人の女性として自分の幸せな生き方を築いているIMALUさん。これからも彼女らしい自由で豊かな人生を歩んでいくことでしょう。
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