幼少期と家族環境
カズレーザーさんは埼玉県加須市の出身で、父・母・兄・妹の5人家族として育ちました。母方の祖父が地元でイチゴ農園を経営しており、父親は公務員を辞めてその農園を引き継ぎました。両親はもともと公務員でしたが、現在は二人でイチゴ農園を営んでいます。こうした堅実な農家環境で育ったカズレーザーさんは、小学生の頃から図鑑や絵本などを読み漁り、知識を蓄えていました。本人も「図書館に入り浸っていた時期がある」と語っており、幼い頃からの好奇心の強さは、後のクイズ番組での活躍につながっています。兄妹や両親と一緒に過ごした明るい家庭の思い出が、現在の穏やかな人柄の土台になっています。
真面目すぎる父とイチゴ農家の思い出
カズレーザーさんの父親は非常に真面目な性格で、柔道三段の腕前を持つ力強い人です。元公務員として働いていましたが、現在は祖父から引き継いだイチゴ農園の経営に携わっています。父親は漫画『ゴルゴ13』の愛読者という意外な一面もあるとか。家族に送るメールにまでタイトルを付けてしまうほど几帳面で、一度は「懸念」という件名で息子の発言をたしなめたこともありました。しかし、その厳格さとは裏腹に、カズレーザーさん思いの一面もあります。2015年の「M-1グランプリ」出場が決まった際、父親は家でジグソーパズルをしていて外出した帰りにパズルがロボット掃除機に吸い込まれていたという、まったく関係ない話を涙ながらに報告してきたことがあったと言います。表立って祝福するのではなく、いつもの堅実さで“異変”を報せてきたのです。こうしたエピソードからは、口には出さなくとも家族を大切に思う父親の愛情が感じられます。
安産祈願の母と群馬のルーツ
母親も元公務員で、現在は父親とともにイチゴ農園を支えています。母方の実家は群馬県館林市にあり、子どもの頃から群馬県にはなじみがあるそうです。カズレーザーさんは、自身が大事な時には母が安産祈願のお寺にお参りしてくれたという話をしています。生まれる前から子どもの健康を願ってくれた母の優しい思いが伝わってくるエピソードです。育った家庭では、父母が共に慎ましくも暖かい支えとなっており、芸人として多忙な今でも「親がいなくなるのは困る」と語るほど恩義を感じているようです。両親のそんな厳しくも優しい愛情が、カズレーザーさんの成長を支えてきました。
兄と甥っ子の絆
カズレーザーさんには年上の兄がいます。兄はすでに結婚しており、一人息子(甥っ子)がいます。親戚ぐるみで家族仲が良く、兄妹そろってご飯に行ったり、みんなでディズニーランドに遊びに行ったりすることもあるそうです。特に甥っ子はメイプル超合金の大ファンで、カズレーザーさんが実家に帰ると「メイプル超合金ごっこ」をして遊ぶほど。カズレーザーさんは甥っ子をとても可愛がっており、子どもたちのキラキラした目を見ると喜びを隠せない様子です。兄もお笑い好きで、カズレーザーさんの活躍を素直に応援しています。時には「お兄さんも赤い服を着ないのか?」といじられることもありますが、それも愛情の裏返し。兄弟間の相互理解と協力が、カズレーザーさんにとっての大切な心の支えになっています。
妹との珍エピソード
弟分ならぬ妹分のように可愛がっている妹もいます。妹さんはカズレーザーさんのトレードマークである全身赤色の服装を恥ずかしく思うところがあり、外で一緒に出かけるときにはカズレーザーさん自身もあえて赤い服を着ないようにしているとか。普段はパーカーやジーンズで会いに行くそうで、その姿が「もしかしてシスコン?」と噂されるほどです。また、幼い頃の微笑ましいエピソードとして、彼が実家の裏で捕まえたクワガタムシに銀色にペイントして「珍しい銀のクワガタ」と称し、妹に500円で売りつけたという話があります。これは冗談めいた悪戯ですが、妹との仲の良さを物語る思い出として家族に語り継がれています。さらに、妹さん自身もお笑い好きであるものの、メイプル超合金よりもサンドウィッチマンや東京03を好んでいるという意外な一面もあります。そんな妹とのちょっとした衝突や会話からも、家族だからこその温かさがにじみ出ています。
結婚と新生活
2025年8月10日、カズレーザーさんは女優の二階堂ふみさん(当時30歳)との結婚を発表しました。当時41歳のカズレーザーさんにとって初の結婚報告は、視聴者にも大きなサプライズとなりました。二人はSNS上で連名のメッセージを公開し「私たちは個性やこだわりの強い者同士、時には衝突したり落ち込むこともあるでしょうが、最後は笑って前を向ける、そんなゆるく朗らかな家庭を築いていきたい」と誓っています。またテレビ番組で二階堂さんへの思いを問われたカズレーザーさんは、「僕より二階堂さんの方が何から何までしっかりしている」と照れ笑いし、「掃除の行き届いた部屋は初めてです」と語りました。これまで散らかった部屋で暮らしてきた自分にとって、新居での生活は新鮮で驚きの連続だといいます。さらに、「僕は二階堂さんのことを『社長』と呼んでいます」と冗談めかしながら話す姿からは、新たなパートナーへの尊敬と愛情が感じられました。現在は結婚を機に新居探しを進めつつ、友人たちと暮らすシェアハウスとの行き来をする多忙な日々。結婚という大きな節目を迎えたカズレーザーさんは、これから家族と共に笑顔あふれる家庭を築いていくことでしょう。
出典元:スポニチアネックス/(二階堂ふみさん・カズレーザーさん)
現在の活動
カズレーザーさんは現在もテレビやインターネットを舞台に精力的に活躍しています。バラエティ番組ではクイズや教養系の企画でMCやパネリストを務めることが多く、2018年からは『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)でMCを務めています。また日本テレビ系の冠番組『カズレーザーと学ぶ。』ではMCを担当し、様々なテーマをわかりやすく解説するインテリ芸人としての一面を見せています。さらに、NHKの歴史番組で解説役を務めたり、フジテレビ系『サン!シャイン』のスペシャルキャスターに抜擢されたりと、幅広いジャンルで存在感を示しています。2020年には自身のYouTubeチャンネル『カズレーザーの50点塾』を開設し、クイズ動画や知識動画を配信しています。ここではファンからの質問に答えたり、知識を楽しく学べる企画を展開しており、多くの登録者を集めています。最近ではお笑い芸人・松陰寺太勇さんと公式チャンネル「カズレーザーと松陰寺のチルるーム」を立ち上げ、ゆるいトークを繰り広げるなど新しい挑戦も始めています。勉強家として年間200冊以上の本を読むことでも知られるカズレーザーさんは、その博識を活かして今後もテレビやネットを通じた幅広い情報発信を続け、視聴者を驚かせることでしょう。エネルギッシュに進化を続ける「赤い彗星芸人」は、これからも多彩な活動で私たちを楽しませてくれそうです。
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