女優の麻生久美子さん(1978年生まれ)は2007年12月にスタイリスト・伊賀大介さんと結婚しました。夫妻の間には第1子となる長女(2012年5月7日生)と第2子となる長男(2016年11月15日生)の2人の子どもがおり、現在は娘が13歳、息子が8歳(2025年時点)です。出産後、麻生さんは所属事務所を通じて「おかげさまで母子共に健康に過ごしております」と報告し、家庭の幸せを実感したと語っています。伊賀さんも麻生さんを優しく熱心で人を大切にする人柄だと評価しており、家庭では夫婦円満に支え合って生活しているようです。
実家の家族構成(両親・兄弟姉妹)
麻生さんの実家は千葉県山武郡出身で、もともとは母親・本人・弟の3人家族でした。父親は借金や家庭内暴力の問題から母親と離婚しており、母子家庭で麻生さんと弟が育てられています。両親は共働きで、とても働き者だったことが伝えられています。幼少期は九十九里浜近くの自然豊かな環境で育ち、夜になると街灯もなく真っ暗になるような田舎町で過ごしました。弟とは仲が良く、子どものころは一緒に野山で遊び回っていたと振り返っています。
結婚後の生活
結婚後は子育てと仕事の両立に努めています。長女出産後は育休を経て、翌2013年1月にテレビドラマ『泣くな、はらちゃん』で早々に仕事復帰しました。当時は「育児に集中したい気持ちもあったが、仕事をしている方が自分の調子が良くなると気づいた」と語っており、仕事と家庭のバランスを取る生活スタイルを選択しています。仕事復帰時には「自分らしくいられるから」と前向きな姿勢を示していました。また、麻生さんは2003年の写真集撮影で伊賀さんと出会い、約4年の交際期間を経て2007年12月28日に結婚しています。麻生さんは結婚当初、伊賀さんについて「とても優しく熱心で、何より人を大切にする人柄に惹かれた」と述べています。
子育ての様子
麻生さんは「子育て第一主義」を貫いており、仕事も拘束時間が長すぎない役柄を選んでいると話しています。子どもの成長を見逃すことのないよう、育児優先で活動しており、小さな変化を喜びに感じているそうです。子育てについては「本当に大変でへとへとになるが、子どもの成長を少しずつ見られるのは嬉しい」とコメントし、子どもが笑顔を向けてくれるだけで大きな幸せを感じると語っています。一方で、時間管理は悩みの種で、「子育ては本当に大変で、学校や習い事のスケジュール管理はまるでマネージャーのよう」と自認しており、常に時間が足りないと感じていると明かしています。そのため、何事も完璧にこなそうとせず、適度に力を抜くことも心がけているとのことです。
また、麻生さんは母親としての素直さも大切にしており、疲れていて子どものわがままに応えられないときは「今は無理だよ」と正直に伝えるようにしているといいます。このような等身大の子育て観に触れ、インタビューでは「私にとって子育てが趣味なのかも」と冗談交じりに答えたこともありました。夫婦ともに家族団らんが大好きで、家に帰ると子どもたちが次々と話しかけてくるため、麻生さんは優しく話を聞いてあげる姿勢だそうです。ある場面では夫から「家ではお母さんは仏みたい」と言われるほど穏やかな雰囲気で家族を見守っていると笑顔で話しています。
芸能活動と出演作品
女優としての麻生さんは1994年のCMデビュー後、1998年の映画『カンゾー先生』でヒロインに抜擢され、日本アカデミー賞の新人俳優賞・優秀助演女優賞を受賞して注目を集めました。以降は映画・ドラマ・舞台で幅広く活躍し、映画では『インスタント沼』や『モテキ』、『おと・な・り』など話題作に出演しています。テレビドラマでも『時効警察』シリーズ(テレビ朝日系)や『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)、『MIU404』(TBS系)など、多くの人気作に出演し、男女問わず幅広い世代に支持されています。声の出演や吹替えにも挑戦しており、近年ではアニメ映画『バースデー・ワンダーランド』への参加やドラマ『おむすび』主演など、多様な役柄で存在感を示しています。
ライフスタイル・趣味
公私にわたって「自分らしい丁寧な生活」を大切にしている麻生さんは、趣味として音楽や映画鑑賞、マンガや陶芸を挙げるなど多彩な趣味を持っています。実際に自宅で使う食器は自身で陶芸したものを愛用しており、庭先でハーブを栽培したり、手作りの暮らしを楽しんでいるといいます。また、トイプードルのペット(名前は「つぶあんちゃん」)を飼っており、家族の癒しになっているそうです。車の運転も趣味のひとつで、休日にはひとりでドライブに出かけることもあるほど運転好きです。そのほか陶芸やコーヒーづくりなどに挑戦する連載を経験するなど、新しいことにチャレンジする姿勢を大切にしています。
メディアでの発言
インタビューやイベントなどでの麻生さんの発言からは、家族思いで前向きな人柄が伝わってきます。子育てについては「生きていること自体が幸せ」と前向きに語り、忙しくても子どもの笑顔に元気づけられると話しています。また、自身の子育てを「趣味かもしれない」と冗談めかして表現し、「子どもが優先である」と強調する一方で「いつかは子どもも巣立っていくので、その日を考えると何をしようかと考えますね」と人生設計についても率直に述べています。家庭では夫に「仏みたいだね」と言われるほど穏やかな雰囲気を持ち、家に帰れば子どもたちが次々と話しかけてくる日常を幸せに感じているようです。こうした発言から、麻生さんは無理せず自然体で生きることを心がけ、家族や日常の小さな幸せを大切にしていることがうかがえます。
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