関ジャニ∞のメンバーとして長年活躍を続けている横山裕さん。彼の魅力は、バラエティ番組で見せる明るさと、お芝居での繊細な演技のギャップにあります。そんな彼の人生を語る上で欠かせないのが、「家族」というキーワードです。今回は、横山さんの家族構成やこれまでの家族とのエピソード、そして現在の活動やプライベートの様子に迫っていきます。
母子家庭で育った幼少期
横山裕さん(本名:横山侯隆〈きみたか〉)さんは、大阪府出身で1981年5月9日生まれです。彼が幼少期に両親は離婚しており、その後は母親と2人の弟との4人家族で育ちました。母親は昼夜問わず働き、女手一つで3人の息子を育て上げたと言われています。
横山さんは、家計を助けるために中学生の頃からアルバイトをしていたというエピソードもあり、非常に苦労人だったことが知られています。
母親との深い絆と突然の別れ
横山さんが最も信頼していた存在が母親でした。ジャニーズJr.時代も、母親はいつも応援してくれていたと語っています。しかし2010年、母親は突然くも膜下出血で亡くなってしまいます。この出来事は、横山さんにとって人生の大きな転機となりました。
当時、ライブのリハーサル中に突然の訃報が入り、動揺を隠しきれなかったと報じられました。母の死後も、「もっと恩返しがしたかった」という思いを胸に、弟たちを支える決意をしたそうです。
弟たちとの関係性と支え合う日々
横山さんには2人の弟がいます。弟たちは芸能界には入っていませんが、一般社会でそれぞれの道を歩んでいるといわれています。母親の死後は、長男である横山さんが「父親代わり」として弟たちを精神的にも経済的にも支えているとされ、その家族への深い責任感がうかがえます。
特に三男とは仲が良く、一緒に食事をしたり旅行に行ったりすることもあるようです。現在も兄弟の絆は強く、家族を大切にする姿勢が横山さんの人柄の根底にあるように感じられます。
バラエティで見せる明るさと裏の努力
横山裕さんは、関ジャニ∞の活動だけでなく、バラエティ番組でも多くのレギュラーを抱えています。MCとしての立ち回りにも定評があり、頭の回転の速さや人への気遣いも視聴者から好感を得ています。
一方で、表には出さない努力を常にしており、番組前には綿密な準備を欠かさないというエピソードもあります。母親の影響で「何事も全力でやる」ことが身についているようです。
俳優としての活躍と評価
俳優としても着実に評価を高めている横山さん。これまでにドラマ『絶対零度』シリーズや『水球ヤンキース』などで存在感を発揮してきました。シリアスな役もコミカルな役も演じ分ける柔軟さが魅力です。
最近では舞台にも出演し、演技力を磨き続けていることが分かります。家族のために働き続けてきた経験が、彼の演技にリアリティを与えているのかもしれません。
現在のプライベートと家族観
現在も独身の横山さんですが、結婚に関しては「いい人がいれば…」というスタンスのようです。ただし、弟たちやスタッフなど周囲の人々との関係を大切にしており、孤独とは無縁の生活を送っているようです。
特に母親の死後は「家族を持つ意味」についても深く考えるようになったそうで、自身の経験をもとに「家族とは血のつながりだけでなく、信頼と支え合い」だという考えを大切にしているようです。
ファンとの絆もまた“家族”のように
ファンとの関係をとても大切にしている横山さん。ライブでは常に「ありがとう」という言葉を忘れず、SNSがない中でも手紙や舞台挨拶などで誠実な姿を見せています。
この姿勢は、彼の育った環境からくるものかもしれません。「どんなときも応援してくれる人がいるから頑張れる」という思いは、まさに家族に通じる感覚です。
まとめ:家族への想いが人間性を作る支えに
横山裕さんは、苦労の中で育ち、母や弟たちとの深い絆を大切にして生きてきました。芸能界という華やかな世界で活躍しながらも、常に足元を見つめ、周囲への感謝を忘れない姿は多くの人に勇気を与えています。
今後も横山さんの活躍は、家族やファン、そして仲間への想いに支えられながら続いていくことでしょう。
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