プロレスラーとしての激動のキャリアを経て、新たなステージに立った赤井沙希さん。引退後に芽生えた結婚への想いや心の変化、そして未来に描くライフスタイルについて、赤井さんの言葉から紐解いていきます。
戦い続けた日々を経て向き合う「結婚」というテーマ
2023年11月、約10年にわたりプロレスラーとして活躍してきた赤井沙希さんがリングを降りました。過酷なトレーニングと試合に明け暮れる日々の中では、将来についてゆっくり考える余裕すらなかったと言います。しかし引退後、自分自身とじっくり向き合う時間を得たことで、これまで遠い存在だった「結婚」というテーマが急に現実味を帯び始めました。
出典元:日刊スポーツ
現役時代にはまったく興味がなかった結婚に対して、今では「めちゃめちゃ結婚願望があります」と語る赤井さん。その言葉の裏には、心の変化と新たな価値観の芽生えがあります。周囲の友人たちが家庭を築く姿を目にしながら、「家族って温かくて、素敵なものかもしれない」と思うようになったのだそうです。
キャリアを重ねた先に見えてきた新たな人生の形
赤井さんはモデル、女優、プロレスラーといった多彩なキャリアを築いてきました。常に挑戦を恐れず、自分の限界に立ち向かう姿勢は多くのファンに勇気を与えてきました。しかしその反面、恋愛や結婚に目を向ける余裕はなかったといいます。
現在も「やりたいことがたくさんある」と語る赤井さん。とはいえ、少しずつ結婚や出産といった人生の節目にも目を向けるようになり、それらを豊かな未来の選択肢のひとつとして考えられるようになったと話します。「子どもを持ちたい」という気持ちも芽生えつつあり、「誰が決めたリミットやねん」と明るく笑う姿には、柔軟な思考と前向きな心がにじみ出ています。
赤井沙希が求める“対等で自然な関係”
理想のパートナーについて、赤井さんは「芸能人やファンではなく、世間に出ていない一般の方がいい」と率直に語ります。これは、知名度のある自分を特別視せず、ありのままを受け入れてくれる存在を求めているからです。
かつてマッチングアプリを試したこともあるそうですが、「すぐにアンインストールしました」と笑う赤井さん。自身の立場ゆえの出会いの難しさを感じた経験でもありました。赤井さんにとって本当に大切なのは、表面的な好奇心ではなく、自分の価値観や日常を理解し、対等に関われる関係です。その誠実な思いは、彼女の言葉の端々に表れています。
結婚と出産に対する現実的なまなざし
「計画通りに進む人生なんて、そうない」と語る赤井さん。妊娠・出産といった将来像が明確に描けているわけではないとしつつも、そのテーマに向き合おうとする姿勢は真摯そのものです。
結婚や子育てをしている人たちに対しては、「人生の選択を自分らしくしていて、本当にすごい」と語り、心からの敬意を寄せています。自分もそうなりたいという淡い憧れと、他者の生き方を素直に称賛する大人の視点。その両方が、赤井さんの魅力となって多くの人の共感を呼んでいます。
心が動いたとき、それがベストなタイミング
赤井さんは現在、美容・健康をテーマにしたサロンのプロデュースやタレント業など、精力的に活動しています。そんな多忙な日々の中でも、結婚について「今やっていることよりワクワクできたときに、そのタイミングが来ると思う」と語ります。
焦らず、自然体で人生を歩む。その姿勢は、彼女の人生哲学そのものでもあります。人生を共にするパートナーには、価値観や人生観を共有できることを重視し、「お互いを支え合える関係」を理想としています。今後の活動を通じて、そうした理想に近い出会いが訪れることを期待しているといいます。
プロレスという非日常の世界で輝きを放ってきた赤井沙希さんは、今、人生を静かに見つめ直しながら、自分らしい幸せを探しています。結婚や出産に対して現実的な視点を持ちながらも、自らの人生を柔らかく、前向きに歩む姿は、多くの人に勇気を与えています。これからの赤井沙希さんがどのような未来を選び取っていくのか、引き続き注目していきたいと思います。
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