プロフィール
凰稀かなめ（おうき かなめ）さんは9月4日生まれ、神奈川県川崎市出身の女優です。元宝塚歌劇団宙組トップスターとして2000年に入団し、2012年に宙組のトップスターに就任、2015年2月に退団しました。退団後は女優・歌手として舞台やドラマ、映画で活躍しています。高身長（173cm）の抜群のスタイルに加え、甘いマスクと歌唱力が魅力で、ファンからは「かなめさま」と親しまれるほどの人気ぶりです。
家族構成
凰稀さんは両親と二人の姉、本人の5人家族で育ちました。三姉妹の末っ子として生まれ、姉たちとの仲もよく育ったと言われています。神奈川県川崎市で育った凰稀さんは、父親が大手建設会社の役員ではないかと噂される一方、母親は舞台好きの専業主婦で宝塚ファンだったそうです。実際、母親は幼い頃の凰稀さんに「宝塚は人として成長できる場所だから」と受験を勧めたというエピソードもあり、母の影響で宝塚への興味が芽生えたと語っています。
宝塚歌劇団での活躍
宝塚時代、凰稀さんは入団後まもなく抜群のスタイルと演技力で注目を集めました。雪組、星組で下級生として経験を積んだのち、2011年に宙組へ組替えとなり、2012年に宙組6代目トップスターに就任しました。トップ就任後は『銀河英雄伝説＠TAKARAZUKA』でトップコンビお披露目し、その後も『風と共に去りぬ』（レット・バトラー役）や『ベルサイユのばら』（オスカル役）などの名作で主演を務めました。2007年には世界陸上開催時に結成されたユニット「AQUA5」のメンバーにも選ばれ、歌声を披露するなど活躍の幅を広げました。2015年2月、『白夜の誓い／PHOENIX』東京公演千秋楽をもって宝塚を退団し、華々しい舞台人生に幕を下ろしました。
退団後の活動
宝塚退団後、凰稀さんは2016年帝国劇場のミュージカル『1789 ～バスティーユの恋人たち～』で女優デビューを果たしました。その後も『屋根の上のバイオリン弾き』やレビューショー『TARKIE ～伝説の女たち～』など多彩な舞台に主演し、舞台女優として経験を積んでいます。また2017年にはファーストアルバム『Again』でメジャーデビューし、毎年ブルーノート東京でジャズライブを開催するなど歌手としても活動しています。テレビドラマでは、2017年の帯ドラマ『トットちゃん！』、2019年の日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』にレギュラー出演したほか、『家売るオンナ』『七人の秘書』『Doctor-X』など人気ドラマにもゲスト出演しました。映画では2021年の『マスカレード・ナイト』や2024年公開の『お終活 再春！人生ラプソディ』に出演し好評を博しています。
現在の活動と話題作
近年も凰稀さんは精力的に活動しています。2024年にはNHK大河ドラマ『光る君へ』で赤染衛門役を務め、話題になりました。また2024年春公開の映画『お終活 再春！人生ラプソディ』にも出演し、その演技が注目を集めています。舞台では2025年3月にミュージカルレビュー『TARKIE～伝説の女たち～』で主演し、新たな魅力を発揮しました。さらに2025年にはテレビ朝日系ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』への出演も決定し、映像作品への挑戦も続けています。歌手としては2025年に芸能生活25周年を迎え、記念ライブをBlue Note Tokyoで開催するなどファンを魅了しています。
プライベートや人柄エピソード
公にはあまり語られないプライベートですが、いくつかのエピソードからその人柄がうかがえます。凰稀さんは礼儀正しい性格で知られ、祖父から教わった「ありがとう」「ごめんなさい」を大切にしていると語っています。舞台入り前には毎日同じ時間に冷やし中華を食べる習慣があり、このルーティンで体調管理を徹底しているというプロ意識も見せています。また愛犬家としても有名で、ポメラニアンの愛犬「おこめくん」を溺愛しています。おこめくんは映画『お終活 再春！人生ラプソディ』で“銀幕デビュー”を果たし、エンドロールには名前までクレジットされるほどの存在です。こうしたエピソードから、真摯で愛情深い一面がファンに親しまれています。
結婚・恋愛について
凰稀さんは宝塚退団後も現在に至るまで結婚の報道はなく、独身であると見られています。宝塚在団中は男女交際の公表が禁じられていたため、退団後もプライベートの恋愛事情について本人が話す機会は少なく、詳しい情報は明かされていません。ファンからはその可愛らしい容姿とスタイルから「いつ結婚するの？」という声もありますが、本人は今のところ結婚について公言しておらず、仕事に専念しているようです。
今後の展望・ファンへのメッセージ
凰稀かなめさんは、これからも女優・歌手として新たな挑戦を続ける意欲を語っています。退団後の舞台挨拶では「もっと演技を勉強して、舞台も映像もいろいろ挑戦したい」と抱負を述べており、舞台・ドラマ・映画のいずれにも意欲的に取り組む方針です。また自身のSNSでは「これからも新しいことにチャレンジして、皆さんに楽しんでいただける舞台を作っていきたい」とファンへの感謝と意気込みを発信しています。今後も凰稀さんは様々な分野で活躍し続けるでしょう。ファンへのメッセージとしては感謝の気持ちを忘れず、応援してくれる人々を大切にしながら、期待を裏切らない舞台・作品を届けたいという思いを持っています。
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