伊藤沙莉 家族の支えで育まれた幼少期から現在の女優としての活躍と結婚まで

女性芸能人

伊藤沙莉さんは千葉県出身で、1994年生まれの女優です。幼い頃、両親が離婚し、父親が経営していた道路工事会社が倒産するという苦難に見舞われました。その結果、まだ小さかった沙莉さんは母親と母の姉(伯母)に育てられることになりました。お母様は飲食店や牛乳配達などで懸命に働き、その後は塗装職人として家計を支えるなど、一家を力強く支えてきたそうです。幼少期のボロボロのアパートで家族5人が3枚の布団に並んで寝ていた頃の思い出を、沙莉さんは「嬉しかった」と笑顔で振り返っています。狭くても家族が近くにいられたからこそ安心でき、毎晩みんなで過ごせたことがうれしかったと語っています。こうした経験が現在の沙莉さんの人柄や演技にも深く刻まれているのでしょう。

 

お兄さん・お姉さんとの思い出

伊藤さんは3人兄妹の末っ子で、上にはお兄さんとお姉さんがいます。中でもお兄さんの俊介さんはお笑いコンビ「オズワルド」のツッコミ担当としてテレビで活躍中です。最初はお兄さんから「兄妹だと言わないで」と言われていた二人ですが、今ではバラエティ番組などで共演することも多く、家族ぐるみで仲の良いエピソードを見せてくれています。伊藤さん自身も「兄とは映画やお笑いの趣味が似ているので、いつも兄の感想が気になるし、自分の仕事を見ていてほしい」と語っており、家族の絆の強さを感じさせます。最近では、家族でユニバーサル・スタジオ・ジャパンに出かけた写真などをSNSに投稿し、家族旅行を楽しむ姿がファンの間で話題になりました。

 

子役デビューと女優としての成長

伊藤沙莉さんは幼い頃から芸能界で活躍しています。子役としてデビューし、テレビドラマや映画に数多く出演して注目を集めました。例えばドラマ『女王の教室』では小悪魔的な生徒を演じ、その存在感で多くの視聴者に印象を残しました。その後も『義母と娘のブルース』などでコミカルかつリアルな演技を披露し、成長した姿を見せています。演技力の高さは評価され、2018年には新人女優賞、2019年には助演女優賞など、映画祭でも多くの賞を受賞しました。役柄に応じてクールな役もあればおちゃめな役も演じ分け、その幅広い演技がファンや業界から高く評価されています。今では「子役出身」とは思えない実力派女優として、確固たる地位を築いています。

 

朝ドラ主演と紅白司会でさらなる飛躍

そして2024年にはNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』でついにヒロインを務め、大きな注目を浴びました。朝ドラヒロインは国民的女優への登竜門ともいわれる大役で、伊藤さんの明るくチャーミングな人柄がドラマの世界観にもよく合っていました。同年末には第75回NHK紅白歌合戦の司会にも抜擢されるなど、活躍の場はますます広がっています。紅白は日本で最も視聴者の多い番組の一つで、そこで司会を務めることは大変な栄誉です。これらの経験を経て、伊藤さんは女優としてのキャリアの階段を着実に上がっていると言えるでしょう。

出典元:TVガイドNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』

 

私生活と結婚発表で広がる新しい一歩

私生活では、2025年1月4日に自身のラジオ番組で結婚を発表しました。お相手は劇作家・演出家の蓬莱竜太さんで、19歳年上の方だと報じられ話題になりました。実は2024年末にひそかに結婚していたそうで、伊藤さんは「私たちの人生のことなので私たちで報告したかった」と語っています。多くのファンから祝福の声が寄せられていますが、伊藤さん自身は変わらず自然体。「今のところあまり生活が変わった感じはなく、これからも俳優業に励んでいきたいです」とコメントしています。家族を大切にする彼女らしい、温かい結婚報告でした。

 

これからの伊藤沙莉さんに期待

これまで家族に支えられながら苦難を乗り越えてきた伊藤沙莉さん。女優としての表現力は日々磨かれ、役者としての引き出しも豊富です。最近のインタビューでは「もし機会があれば韓国映画にも挑戦してみたい」と語るなど、海外での活躍にも意欲を見せています。今後はどんな新しい役柄を見せてくれるのか、そしてプライベートでは家族も増えてどんな変化があるのか、ますます楽しみです。親しみやすい笑顔と確かな実力を兼ね備えた伊藤沙莉さんの、これからの活躍に目が離せません。

 

 

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